国際女性デー宮城県大会開催!!


3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。
1857年、ニューヨークの被服工場で起きた火災で多くの女性たちが亡くなった事を受け、3月8日に女性たちが低賃金・長時間労働に抗議デモを行ったことが起源であると言われています。
以来、この日は「女性の政治的自由と平等のために行動する記念日」と位置付けられ、賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳・人権の確保を表す「バラ」をシンボルに、今も世界各国で様々なイベントや運動が行われています。

同日、ハーネル仙台での 連合宮城主催「3.8国際女性宮城県集会」に参加する機会を得ました。
衆議院議員の岡本あき子さんの基調講演「選択的夫婦別氏制度がもたらすもの」のお話を頂きました。
私は、新聞やメディア報道で、腑に落ちなかった事柄がありましたが、岡本さんご本人の生の声・具体的な事例による説明を聞くことで、理解を深めることができました。また、直近の政府の予算委員会の動きでの、女性キーワードでみた案件(130万の崖、高額療養費上げの凍結、ハンガリーで暮らす日本女性のDV被害に対する大使館対応、選択的夫婦別姓)の紹介を頂き、目からうろこのお話に聞き入りました。

今年は、提唱から50年という節目にあたります。
まだまだ賃金格差問題、健康面での課題(更年期の症状による職場環境に関する経済損失)等々課題は山積しています。

「話すことから。動くことから。景色は変えることができるんだ」と心に刻み、退職者の会の皆様に少しでもお役に立てるよう努めて参ります。
                                                                                                       事務局次長 北野 洋子

2024年度末退職者予定者向け説明会開催!!

2月5日(水)、2024年度末退職予定者向け「退職者の会加入説明会」が五橋第二ビル二階で開催され、退職予定者が9名が出席しました。
仲野NTT労組宮城五橋分会長の司会で始まり、橋本NTT労組宮城県グループ連絡会副会長から主催者を代表して挨拶があり、入社当時の世相や事業内容などを交えながら退職までの社員生活に対する労いの言葉がありました。
次に阿部NTT労組退職者の会会長から退職者の会の概要説明と退職後のアドバイスとして「適度な運動を継続すること」、「人とのふれあいの場を数多くもつこと」などが話され、ふれあいの場の一つとして退職者の会に是非加入して頂きたいとの挨拶がありました。
その後、退職後における電通共済生協、きらら保険サービス、東北労働金庫の関りなどについて説明があり、無事終了いたしました。
今後、2月13日五橋ビル(二回目)、2月27日青葉ビルでの説明会が予定されています。
説明会に参加された皆さんの全員加入をお待ちしています。

会長
阿部忠敏

ノーベル平和賞受賞記念 記念イベント


昨年10月にノルウェーの首都オスロにあるノーベル委員会より2024年度のノーベル平和賞として日本の被爆者団体である「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が受賞しました。
この授賞式には日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表理事・宮城県原爆被害者の会代表でもある仙台在住の木村緋紗子さん(88歳)も参加されたことから、その報告会を兼ねた講演会が1月22日(水)にイズミティ21で開催されました。
開会の挨拶に立った木村緋紗子さんは、「ノーベル平和賞受賞式に参加し被団協代表委員の田中熙巳さん(92歳)の受賞スピーチを見届けたこと、被爆体験を証言する機会があったこと、参加された皆さんから笑顔で握手を求められたことなど、長年の活動が認められたことに感激した」・・との話をされました。
 
 また、オスロに一緒に同行した木村さんの長男仁紀さんはこれまでの母の活動を今度は自分が継承していくと強い決意が語られました。
 その後、公益財団法人第五福竜丸平和協会専務の安田和也さんから「被爆80年、福竜丸とともに核なき世界への航海を」を演題とする講演会が行われました。
 講演会の中では広島・長崎での被害の実態、被団協の結成に至る経緯、第五福竜丸の被爆、ビキニ環礁事件、第五福竜丸の保存などについて熱く語っていただきました。
 
 最後に、安田さんから「第五福竜丸は希少な文化遺産として今だ展示館で航海を続けている。本当の意味でその使命が終わるのは核兵器がこの世にすべて廃棄された時です」との話を受け、あらためて「核兵器も戦争もない世界へ」今私たちが強く声に出し続けていくことが大事なことだと再認識させられました。

※本年5月31日(土)に戦後80年の節目にあたり情報労連、東北総支部、宮城県グループ連絡会、退職者の会宮城県支部協議会合同による平和学習会を開催する予定ですが、この学習会の講師として今日の講演会で開会の挨拶をした日本原水爆被害者団体協議会(被団協)代表理事・宮城県原爆被害者の会代表の木村緋紗子さんをお招きすることとしています。

2025年1月22日
宮城県支部協議会 会長 阿部忠敏