1月13日(木)、ホテルモントレにおいて情報労連・NTT労組東北総支部・NTT労組宮城県グループ連絡会合同の「政策・制度ステップアップセミナー」が開催され、宮城県支部協議会から阿部会長をはじめ事務局の5名が参加しました。※約70名の組合員が2会場に分散して参加。
例年は新春の集いと合わせて開催していますが昨年に引き続き新型コロナウイルス(オミクロン株)感染拡大に伴い「政策・制度ステップアップセミナー」のみが開催されることとなったものです。
はじめに主催者である堀井議長のあいさつに始まり、第1部として武田弁護士による「法律相談による学習会」、第2部としてNPO法人「POSSE」代表の今野晴貴氏による「労働組合と政治~格差社会の政治的対立とは何か~」、そして、第3部として組織内「岡本あきこ」衆議院議員より「国政報告会」が行われました。
第1部では武田弁護士独特の語りで憲法改正問題の現状と改正論議状況などについて分かりやすく説明を頂き、特に改憲勢力が2/3以上を占める状況などから、憲法改正問題を現実的課題として受け止め、護憲の立場からも論議を始めるべき、深めていくべきと訴えられました。
第2部では年間5,000件余りの労働・生活相談を実施するなど日本の労働問題について調査・研究、政策提言を行っている仙台出身の今野晴貴氏(NPO法人POSSE代表)が新幹線の遅れからウェブ参加し、①労働組合がないと社会はどうなる、②労働組合の機能と政治の関係、③日本社会の貧困化、④今、求められる労働政策とは・・について熱弁をふるって頂きました。
この中でブラック企業の実態などを例に、労働組合の必要性、労働者の利害を政治に反映する重要性などについて訴えられました。
最後に組織内「岡本あきこ」衆議院議員より衆院選での御礼、そして現在担当しているジェンダー平等推進、デジタル政策などの取り組み状況などについて話がありました。
以上、報告します。
2022年1月14日
退職者の会 宮城県支部協議会 会長 阿部忠敏