5月20日(月)~21日(火)の1泊2日の日程で支部協主催の第26回旅行会「復興支援第2弾 南会津の旅」を開催しました。
予報では初日が曇りのち雨、2日目が雨のち曇りの天気ということで心配しましたが、初日は風が強かったものの日差しに恵まれ、宮城ICから東北道を南へ。
最初に向かったのは、その昔二本松の安達ヶ原に棲み人を喰らっていたという「安達ヶ原の鬼婆」伝説ゆかりの黒塚と観世寺を見学。バスガイトの美智子さんの話の上手さ(?)もあってか、何故かその気になつて鬼婆が住んでいただろうという岩屋を散策しながら、遠い昔にタイムスリップしてきました。
昼食休憩を挟み一路南会津方面へ。お目当ての大内宿は当初2日目に予定していましたが暴風雨の予想もあり、前倒して観てしまおうと急遽予定を変更、大内宿と塔のへつりをはしごすることとしました。
大内宿は平日だったこと、また修学旅行の日程とも被らず、のんびりゆっくり宿場町の風情を楽しみながら砂糖が入らない名物のところてん(?)を堪能し、帰りすがらお土産屋で味噌漬けの試食に誘惑され、結局、手には数種類の味噌漬けがぶら下がっていました。久しぶりの大内宿で、しばし浮世の憂さを忘れることが出来ました。
次に向かったのは塔のへつり。ここもまた殆ど観光客はおらず、ほぼ貸し切り状態に。急いでつり橋を渡り、売店に戻ってみると暖かいキノコ汁と試食メニューの多さにこれまた騙されて、みんなの手にはお土産がいっぱい!!
復興支援も今回の旅の目的の1つなのでこれもありと納得。
そして5時過ぎに今夜の宿となる湯野上温泉“こぼうしの湯洗心亭”に到着。バスガイドからは普通ツアーでは殆ど泊まることはない、温泉場として大きなホテルはなく洗心亭が一番大きく貸し切り状態になるのでは・・等との話しを聞いていたのであまり期待していませんでしたが、思ったよりこじゃれた旅館で一安心。
宴会までの間、新緑に囲まれた源泉かけ流しの露天風呂でまったりしてお待ちかねの宴会がスタート。料理も山深い旅館とは思えないほど、料理が次から次へと出てきて、皆さん食べきれなかったのではと思うほどでした!?
宴会は食べるほどに飲むほどに、歌や踊りに酔いしれて、あっちこっちで会話も弾み、楽しい時間を参加者全員で共有することが出来ました。
2次会は事務局の部屋に集まり、宴会で残った酒と来年の旅行会の在り方などを肴にして大いに盛り上がり、初日の夜が更けていきました。
2日目は朝から雨、昨日大内宿へ行っていてよかったと思ったのは私一人でなかったのでは・・時々強い雨脚の中、地場産業巡りと銘打って最初に向かったのは東北で唯一電力線に使用する碍子を製造しているという会津本郷焼の窯元の1つ流紋焼、続いて会津漆器工房の鈴竹へお邪魔して作業現場を見学。最後は末広酒造の嘉永倉を探訪し、雨降る中、バスガイト美智子さんの止まることを知らない語り(?)に寝ることも出来ず、気が付けば前日からの雨風が治まった仙台に無事到着し、2日間の旅行会を無事終えることが出来ました。
今回参加された皆さんに本当にありがとうございました。また安全運航に心がけていたただいた第一交通の運転者さんとガイドさんに感謝をし、旅行会の報告としたします。
2019.5.23
会長代行 阿部忠敏