万灯会(まんどうえ)は、多くの灯明をともして仏・神を供養する法会です。
日本では一千年を超える昔から行われていて、東大寺・薬師寺・高野山などのものが有名です。
多賀城市の古代遺跡からは、平安時代の灯明皿がたくさん出土しました。
陸奥国府多賀城の地でも、その当時から万灯会の祭事が行われていたことが分っています。
震災七年の日に多賀城万灯会は多賀城駅前広場で行われました。
前日まで春の嵐が吹き荒れていたので、火を焚く行事の催しは出来ないのかと危ぶまれていましたが、これも神仏の思し召しか、この日は晴天・無風・温暖に恵まれました。
~震災七年の日に亡き会員を思い捧げる歌~
一千年の祈りに寄せる万灯会 震禍七年亡き友おもふ
七年を過ぎて空しき会員簿 故人になりし君の名は無し
石巻地区協議会 山田 千秋